高血圧症
高血圧症(こうけつあつしょう)とは
高血圧症は「症状がなくても進行することがある病気」です。初期には自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することが多いため、「沈黙の殺し屋(サイレントキラー)」と呼ばれることもあります。適切な管理を行わずに放置すると、脳や心臓、腎臓などに大きな負担がかかり、重い病気を引き起こす原因となることがあります。
主な症状
高血圧症は、症状が出にくいことが特徴ですが、次のような不調がみられる場合があります。
●頭痛
●めまい
●動悸
●肩こり
●耳鳴り
これらの症状は日常の体調不良と区別がつきにくく、症状がないまま進行してしまうケースも少なくありません。
病気のリスク
血圧の高い状態が続くと、血管に常に強い負荷がかかり、血管が硬くなる「動脈硬化」が進行します。その結果、次のような病気を発症するリスクが高まります。
●脳卒中(脳出血・脳梗塞)
●心筋梗塞、心不全
●腎機能の低下(人工透析が必要となる場合もあります)
治療と日常での対策
高血圧症の治療は、生活習慣の見直しと必要に応じた薬物療法が基本となります。
1.塩分を控えた食事(目安として1日6g未満)
2.適正な体重の維持、禁煙、飲酒量の調整
3.無理のない運動習慣(週に150分程度の運動)
4.十分な睡眠とストレスの軽減
必要に応じて降圧薬を使用します。現在使用されているお薬は、副作用が少なく、長期間の治療にも配慮されたものが多くあります。
高血圧は「症状がなくても進む病気」です。生活を整え、早めに医師に相談することで、重い合併症を防ぐことができます。血圧を知ることが、健康を守る第一歩です。